平成27年度会長所信

 

 

   

温 故 知 新     

~次代を担うために~

 

 

 綾部商工会議所青年部 第35代会長に就任致しました四方克弘です。34年という長い年月をかけ、諸先輩方が築き上げてこられた歴史ある青年部の会長職を務めさせて頂くにあたり、大変光栄であると共にその重責に身の引き締まる思いです。

 さて、昨今の経済状況といえば為替相場が円安基調になったこともあり一部製造業で国内回帰の動きはありますが、グローバル化は留まることを知らず、さらには顧客の多種多様な価値観やニーズの細分化により経済情勢は急激に変化しています。また、一部大手企業を中心として回復傾向がみられるものの、少子化における雇用問題、昨年の増税を前にした駆け込み需要の反動など、我々中小企業にとって先行きの不透明感を払拭できない状況下にあります。しかし、このような状況だからこそ我々青年経済人は時代の流れをしっかりと捉え、今まで培ってきた知識や経験を活かし、先人達によって築かれた歴史を糧として、より一層の努力をもってこの困難な状況を乗り越えていかなければなりません。

 本年度、綾部商工会議所青年部は、大きな節目となる35周年の記念すべき年を迎えることができました。青年部の歴史を築いてこられた諸先輩方に敬意を表すると共に、現在我々が活動できる礎を築いて頂いたことに心より感謝を申し上げます。

我々は、お互いの立場やおかれた環境は異なりながらも高い理想と情熱を胸に青年部に入会し、出会いや気付きを得、互いに学びあうことで切磋琢磨し自己研鑽しています。また、近年の会員拡大への取り組みが実を結び、京都府青連8単会の中で最も平均年齢が若く勢いのある組織になりました。しかし、日々の青年部活動に取り組む中で、青年部設立当初から現在までの経緯を知らずに活動している会員も少なくありません。そこで、本年度は次代を担うための年と位置付け、過去の活動を学び研究しそこから新たな知識や見解を得るという意味の「温故知新」をスローガンに掲げ、現在までの青年部34年間の歴史を振り返り研鑽してまいります。過去を知り学ぶことで、我々の意識や知識の向上に繋げ、次代を担うための重要な礎を築きたいと考えます。その礎を活かし、この先の綾部商工会議所青年部のさらなる発展を目指すと共に、青年経済人の団体として変えてはならないもの、変えていかなければならないものを見極め未来へと繋げるため、会員一丸となり青年部活動に取り組んでまいります。

また、本年度は京都府商工会議所青年部連合会 第19回会員大会綾部大会を、ここ綾部の地で主管し開催致します。この大きな大会を開催するということは、決して簡単なことではありません。しかし、我々には今まで諸先輩方と共に培ってきた経験、日々の青年部活動で築いた人脈や身に付けた知識があります。それらを活かし、全会員が同じ目標に向かい情熱を注げば、必ず成功裏に終えることができると確信しております。そのために、会員大会の企画運営には全会員で実行委員会を組織し一丸となり取り組んでまいります。             

そして、通常の組織運営については、昨年度に引き続き各会員に一つの委員会に専任頂くことで、委員会内での絆を創り組織力の向上を図ります。また、各委員会の事業については自己研鑽に繋がる研修事業や、あやべ良さ来い、経営塾、婚活事業などの多岐にわたる事業を企画運営してまいります。それぞれ異なった事業ではありますが、過去の事業を検証した上で新たな創造力をもって取り組むことで、未来へと繋がる青年部を築き上げ、あらためて次代を担うための資質向上を図ってまいります。

最後になりましたが、全会員がこの先の青年部の良き礎になれるように、全力をもって一年間会長職を務めてまいります。まだまだ若輩者ではございますが皆様方のご指導、ご鞭撻の程何卒よろしくお願い申し上げます。


                                綾部商工会議所青年部

第35代会長 四方克弘

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