令和7年度 綾部商工会議所青年部
第45代会長 山田 龍
― スローガン ―
登龍門
~ 共に紡ぐ未来 ~
― 会長所信 ―
綾部商工会議所青年部は、昭和56年の発足から今年度で45周年と記念すべき節目の年度を迎えます。これもひとえに、諸先輩方の熱意と努力の賜物であり、心より感謝と敬意を表する次第です。また、綾部商工会議所、行政、関係諸団体、地域の皆様におかれましては、設立以来、本会の活動へのご理解と多大なるご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
本会の現状は、会員数が減少傾向にあり、このまま何も措置を講じなければ、今後の活動継続が難しくなる恐れがあります。若手経営者、経営幹部が集い、同じフィールドで交流し、切磋琢磨できる環境を守らなくてはなりません。50、100周年へ繋げるためには、会員拡大が不可欠であり、今年度の重点項目として位置付けます。あわせて、次代を担う会員育成も取り組む必要があります。
今年度は、スローガン「登龍門~共に紡ぐ未来~」を掲げ、活動してまいります。「企業は人なり」松下幸之助翁の有名な格言です。私たちは、自企業を発展させ、地域経済を支えるため、家族や従業員を守るため学び続けなければなりません。商売は人と人とが信頼し合ってこそ成立するものです。本会で何を学ぶのか。それは人としての器を大きくすることではないでしょうか。そのためには、チャレンジ精神を持ち経験を積むこと、幅広く交流を持つこと、責任を背負うことが求められます。器を大きくすることは、自企業発展の根幹であり、本会は、そのための登龍門となる場です。
会員一人ひとりが熱意を持って楽しみ、与えられた役割を全うすること、会員同士が想い合い、支え合い、会員間の信頼関係をより育むことで、共に成長できると確信しております。ひいては、会員企業や会員自身が地域に求められる存在となり、それぞれの場で活躍する志の高い仲間の輪が広がっていくことを信じ進んでまいります。
令和2年度に策定された中期ビジョンが最終の5年目となり、今年度は中期ビジョン策定以降の活動を振り返り、検証いたします。そして、45周年を迎えるにあたり、改めて本会が発足された経緯、諸先輩方がどのような気概で活動されたのか、過去を見つめ直し、未来への道標を会全体で考察する年度といたします。
また、今年度は本会から京都府商工会議所青年部連合会へ会長ならびに、代表理事を輩出いたします。本会を代表して多くの時間と労力を割いてご活躍いただきます。積極的な事業参加等を通して、彼らを応援するとともに、会員にとっては交流の幅を広げられる絶好の機会と捉えております。
結びにあたり、会長職という貴重な学びの機会を与えていただき大変感謝しております。今後、益々本会が発展する礎となるよう誠心誠意務めてまいります。1年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。
第45代会長 山田 龍