2023会長所信

令和5年度 綾部商工会議所青年部

第43代会長 山室 範武

― スローガン ―

Go for it!

~ 地域の希望の星であれ ~

 

― 会長所信 ―

 

綾部商工会議所青年部は、今年度43年目を迎えます。設立以来、本会の活動にご理解と多大なるご支援を賜りました綾部商工会議所、行政、地域の皆様に厚く御礼申し上げるとともに、これまで歴史と伝統を紡いでこられた先輩方に心からの感謝と敬意を表する次第です。この度43代目の会長として襷を預かり、改めてその重みを痛感し身の引き締まる思いであります。

さて、設立当時は安定成長期にあった日本経済も、昭和末期から平成初頭にかけてのバブル景気とその崩壊を経て、失われた30年とも呼ばれる低成長期にあります。慢性的な人手不足、令和2年から実に3年に及んだ新型コロナウイルス禍の混乱、不安定な為替相場や物価高、各地で起こる自然災害など、私たちを取り巻く経営環境は厳しさを増すばかりです。

今年度は「Go for it!~地域の希望の星であれ~」をスローガンに掲げました。「Go for it!」は「いこう!」「行動しよう!」と会員同士が鼓舞し合う掛け声を表しています。先行き不透明な地域経済にあって、本会の存在意義、会員のあるべき姿とは何でしょうか。私は、会員一人ひとりが次代を担う青年経済人として、未来への道を明るく照らす希望の星であるべきだと考えています。厳しい逆境にある今だからこそ、私たちの示すべき姿とは、先導者たる気概を持って未来を想い描き、行動を起こし続ける姿に他なりません。「走姿顕心」という言葉があるように、会員一人ひとりが懸命に走る(=行動を起こし続ける)姿にはその心が顕れ、やがてひとの心を動かし、会内外にその輪を広げます。本会がいわば一流の経済人への登竜門となり、「君たちがいるから綾部は安心だ」「未来は明るい」そう思っていただける会員が集う、または育て輩出し続ける組織でありたいと考えております。

私たちは、令和2年度に中期ビジョン「綾部共創」を策定しました。活動の意義の一つである交流と研鑽を通じて会員の経営力を向上させ、地域と連携しながら持続可能な地域社会を創り上げていくことを掲げました。3年目を迎える今年度も、中期ビジョンを道標に活動を推し進めてまいります。

今年度は、8年に一度の京都府商工会議所青年部連合会 会員大会綾部大会の主管を務めます。府青連会員の皆様に交流の場を提供する一方で、本会の組織を活性化するための好機と捉え、開催を通じて会員の結束をより強固なものにしたいと考えております。また増加傾向にあった会員数は令和2年度をピークに減少に転じており、現在51名の会員が在籍しておりますが、卒業を間近に控える40代の会員が多く、このまま推移すると3年後には約半数にまで減じてしまいます。今年度は、本会の維持発展のために必要不可欠である会員拡大を重点項目の一つとし取り組んでまいります。

 

結びにあたり、本会への今後益々のご理解とご支援、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。会長職というこの上ない学びの機会を与えていただいたことに感謝しつつ、一年間会員の皆様と共に精一杯走り抜けます。“Go for it!”

 

第43代会長 山室 範武

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