平成30年度 綾部商工会議所青年部 会長所信
YEG value
~想いをかたちに、想いを価値に~
綾部商工会議所青年部 第39代会長に就任致しました平野 孝です。38年という長い年月をかけ、諸先輩方が築き上げてこられた青年部の会長職を務めさせていただくにあたり、光栄に感じると共にその重責を全うできるよう、自分自身も学び成長していく所存です。
昨年度、綾部YEGは日本YEG委員長をはじめ多くの出向者を輩出し、単会だけでなく多方面に渡り活躍の場を広げ、そこで培ってきた人脈や経験を単会へと持ち帰り活かすことで多くの学びや気づきを得ることができました。また、京都府青連に2021年度近畿ブロック大会主管YEG候補の承認をいただき、綾部YEGにとっても次のステージを目指すための更なる飛躍への一歩となる年度となりました。今年度はいよいよ近畿ブロックYEGへの立候補を控え、2021年度近畿ブロック大会に向けて綾部YEGがひとつとなり活動できるよう、会員の増強、組織力の向上に努めてまいります。
今年度は「YEGvalue ~想いをかたちに、想いを価値に ~」をスローガンに掲げ青年部活動に邁進してまいります。我々は、お互いの立場や置かれた環境は異なりますが共通して言えることは地元企業の経営者や後継者など、企業のリーダーやリーダーになりうる企業家集団であることです。企業では多くの人に認められる価値ある商品やサービスを提供していく必要があります。そして企業家集団である我々のYEG活動にも「価値」を創造してゆかなければならないと考えます。私自身、YEGに入会し、多くのことを学び、多くの人と知り合う機会を頂きました。それは私の人生において財産であり、その学びや出会いを生かし自企業の発展、地域の発展に結びつけることこそがYEGの価値であると考えます。YEGが自企業にもたらす価値、YEGが地域にもたらす価値、またYEGにとって自分自身が会員としてどのような価値をもたらしているか。その「価値」を求め活動することは必ず人を育て、組織を成熟させてくれるものと確信しております。
近年の会員拡大への取り組みが実を結び、志の高い会員が増え勢いのある組織になりました。しかし、その一方で1つの委員会が抱える会員数も増え、委員会活動にメンバー全員を巻き込めず実働メンバーの固定化を感じます。そこで今年度の組織運営として、従来は各委員会、副委員長も理事とされておりましたが委員長のみを理事とします。副委員長を委員会運営に専念してもらうことで、委員会内での役割分担を明確にし、組織を機能的に運営してまいります。会員一人ひとりが組織の一員である重要性を意識し、綾部YEGにとって自分がどのような価値をもたらしているかを常に考え、与えられた職務を全うし、個の力を高めることで組織をより強固なものにします。また理事会を少人数にすることで参加することへの責任感・使命感を高めることができ、有意義な議論のできる有機的な理事会運営ひいてはより良い青年部活動に繋がると考えます。
今年度は常設の4委員会の他に特別委員会として近畿ブロック大会準備委員会を加えた5つの委員会で活動してまいります。2021年度に綾部で開催される近畿ブロック大会、そしてその前年度に開催される近畿ブロック会長会議の主管YEGとしてまずは会員全員がしっかりとその重要性を認識し、協働できる環境作りを行います。また、昨年度よりスタートし、提言の意義や目的を学びました提言活動につきましても、本年度は実際に綾部YEGとして行うべき提言の提出を目指し活動してまいります。他にもビジョン研修会や、経営塾、あやべ良さ来い、婚活事業の企画運営を行います。全ての委員会において、「何のために」「誰のために」事業を行うのかを考え、各担当の事業を構築してまいります。 最後になりましたが、平成という時代が終わりを迎え、新しい時代が始まります。私たちはYEG活動を通じて会員全員が自分自身の価値、YEGの価値を創造し、想いを「かたち」にできるよう、またそのかたちが新たな価値を生み、綾部YEGが更なる飛躍を遂げられるよう、一年間会長職を務めてまいります。皆様方のご支援、ご協力の程何卒よろしくお願い申し上げます。